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Posted by 諭吉セブン
 
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“のんちゃん”と“よっちゃん” ~祝 figさん2周年~
自分を大きく見せようとする人は多い。
テレビで見る政治家だったり
どこの会社にでもいる
本当は弱いくせに
強く見せたい上司だったり。
そして自信を持っていいのにと思う
私の友達は案外多い。

この春、知り合った“のんちゃん”は
何かあるとすぐにこう言う。
「自信ない」
「私、不器用やから」
「どうしよう~」
私は何度もその言葉を聞いたけど
本当は何でも出来る人で
そしてかなり器用でもあるので
もう騙されないぞ、と思ったりする。

向日市にある小さなパン屋さんとカフェのお店
“figさん”が
この11月に2周年を迎えた。
のんちゃんはこの日に合わせて
以前一緒に行ったお店にあったような
お店のオープンから営業終了までの
写真集を作るらしい。

figさんの2周年記念のランチは
QUIQUIさんがデザートを担当して
常連のてつおさん(あだ名)の野菜を使って
一品一品がどれも美味しく
見ても食べても幸せな気持ちになれた。
ランチは前半と後半の部に分かれていて
私が後半の時間に行った時には
前半に来ていたのんちゃんは
もう帰った後だった。
のんちゃんの写真集は完成していて
素敵な写真がいっぱい。
写真ももちろんだけど
どれだけこのfigさんが好きか
figさんの店主、よっちゃんに感謝しているか
その愛情が一枚一枚の写真や短い言葉から
ダイレクトに伝わってくるような
たまらない仕上がりになっていた。
これを作る時にはきっと
夢中で楽しくてやっていて
不安も何もなかっただろうな。

_IGP9973.jpg

店内にいた、いつもの常連さん達が
「その写真、見たら泣くよ」と言う通り
やっぱり見たら泣けてきた。
少し前にのんちゃんと一緒に遠出した時に
未来の不安や心配なことを
口にしていたのんちゃん。
その時すぐに、言葉を掛けられなかったので
私は後日、手紙を書いてみた。
私の友達でのんちゃんにとっては
面識のない人のことでも
その人が心ない風評被害で傷ついたと聞けば
ポロポロと目の前で
きれいな涙を流してくれたっけ。
「どうしよう、何も出来ひんけど」と言いながらも
小さな子猫達だったり
誰かを必死で助けようとしたり
ふわふわと見えても芯は強くて
そこにいるだけで
何だか周りが安心するような人なのだ。

そんなのんちゃんだから
この先、何があっても
必要な時にはきっと
誰かが支えたり、助けたりしてくれるだろう。
蒔いた種しか育たないっていうもの。
それを伝える為に
ひさびさに熱い変な手紙を書いた。
もし誰もいなくてもとりあえず、
私がまず行くからと。
自分のことには自信が持てなくても
のんちゃんのように誰かの為にがんばれるって
とても素敵だと思うよと思いながら
写真集をもう一度見た。

京都の向日市という小さな町の
小さなカフェとパン屋さんfigさん
その店の店主“よっちゃん”
こちらの店はよっちゃんより
ちょっと年上の常連さんも多い。
体調を崩したと聞けば心配し
何かあったと聞けば飛んでくる
笑顔の素敵な人達ばかりだ。
「いつも皆に支えられていて、本当にありがたい」
よっちゃんはいつもそう思うらしい。

figさんのお店の扉はガラスになっている。
私はお店が空いている時に
よっちゃんと二人でのんびり話しながら
ガラス越しにいつも一緒に外を見る。
そして何度も何度も見る景色はいつも同じだ。
パンを買いに、コーヒーを飲みに
笑顔で扉を開けようと
やってくるお客さん達。
新聞配達のおじさんはいつも変わらずに
満面の笑みで夕刊を配達してくれる。
それを負けない笑顔で受け取るよっちゃんの姿は
この世のいい所を全部かき集めたような
温かい空気になる。
今年はよっちゃんにとって
ケガをしたりいろんなことが重なって
苦しい日も多かったらしい。
それでもお客さん一人一人を
大切な家族のように思って
細々とした連絡も小さな約束も
守ろうとがんばっている。

よっちゃんはのんちゃんの写真集を
「仕事中に見たら泣いて仕事にならないかも
 知れないから後でゆっくり見せてもらおう」と言って
黙々と二周年のランチの準備をしていた。
そして合間に友達が持ってきた
結婚式のアルバムを見て
可愛すぎて感動したらしく、涙ぐんでいた。
「結局泣いてるやん」と
私は心の中で思いながら
その横でのんちゃんの写真集を見ながら
涙をこらえる。

_IGP9978.jpg

私はよっちゃんに今まで二度ほど
仕事とは又、別のことで
「もっと自信を持ったらいいのに」と言ったことがある。
助けてもらっているようでも
心配ばかり掛けているようでも
よっちゃんも皆を支えていて
自分では気づいてないけど
誰かの背中をそっと押している。
だから皆、この店にやって来る人は
笑顔で扉を開けて
やってくるんだと思う。
美味しいパン屋さんは
京都にもあちこちあるかも知れないけど
扉を開ける前から
お客さんが笑顔になって入ってくるお店なんて
なかなか探しても見つからない。
そんなお店をやっているんだから
もっともっと何に対しても
自信を持ってもいい。

この日、私と終日過ごしてくれた友達も
今が一番幸せなはずなのに
ニコニコ笑顔の中に見え隠れする
不安もいっぱい、心配もいっぱい。
それでも私はいつも思う。
絶対に皆、大丈夫だって。
その揺るがない自信は
いったいどこからくるのか全くわからず
考えると私まで不安になるので
やっぱり何も心配しないことにしておこう。













 


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