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Posted by 諭吉セブン
 
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テレビのこと
別れた夫のお義父さんが
大学の教授で難しい本ばかり読むのに
テレビやお笑いも大好きな人だった。
70才近いのに
「お父さんってテレビっ子やねー」と
家族や親戚からも言われていた。
もう別れて10年になるけど
少年のように無邪気で
優しかった義父に
時々会いたくなる。

今の夫は車の次にテレビが好きで
自分の車、私の車、会社の車と
だいぶ前からチューナをつけて
ナビが地デジ対応にしてある。
そして一緒に出掛けたりしても時間が空くと
携帯でテレビを見ている。
なので見た目はおっさんだが
中身はおばちゃんでもある。
誰と誰が結婚しただの別れただの
詳しくて嫌になることがあるくらい。
その風貌からは全く想像できないけど。

地デジが決まった時からずっと
夫が液晶テレビを欲しがっていた。
「早く買ってくれ」とずーっと言われていたけど
だんだん安くなるだろうし
今のテレビもまだまだ映る。
そろそろ買い換えようかなと
思っていたら安くて良さそうなのが見つかったようで
やっと我が家に液晶テレビがやってきた。
よっぽど嬉しかったのだろう。
夫は土曜の夜11時からテレビを箱から取り出して
一つ一つ設定していた。

私は何度も言った。
「この時間から出さへんでいいやん」
「テレビ入れ替えるんやったら
 埃もたつし明日にして」
「諭吉(猫♂)がひっくり返すかも知れへんから
 対策考えてからにするっていうたんあんたやろ」
「何か今日はやって欲しくないねんけど」などなど。
いっぱい言ったのに全く無視された。
我が家のリビングに大きすぎるテレビが置かれて
夫はとても満足して疲れて
突然パソコンをしている私の真横で寝ていた。
こんなに喜ぶのなら
もう少し早く買ってあげればよかったかな~。
そう思いながらも結構深刻なメールの返事を
集中して書いていた。
新しいテレビは案の定、
諭吉が叩いたり飛び乗ったりしていた。

IMGP4319_convert_20110512231019.jpg

あっと思った瞬間
突然、私の右肩に液晶テレビが落ちてきたのと
諭吉がテレビから離れたのが同時だった。
「ぎゃー」と言う妻の声で
寝ていた夫は飛び起きて
何が起こったのか気付いた。
夫はその後、諭吉を追い掛け回し
どなったり叩いたりした。
あまりにも大人気ない上に
こうなることは予想できていたはずだった。

テレビはそのまま潰れてしまい
その後、一時間取り扱い説明書と格闘するも
電源すら入らなくなっていた。

夫は手がつけられないほど怒っていて
その大人気なさに私も切れてしまって
ものすごい喧嘩になった。
次の日は日曜で一緒に朝ごはんを食べる。
一夜明けるとちょっと冷静になった夫に
「私の右肩でテレビを受けてるんやから
床に叩きつけられたわけやないやん。
っていうことはもともと欠陥品かも知れへんし
テレビ交換してもらったらいいんちゃう?」
すると夫の目がきらっと光った。

夫は早速、朝の7時からテレビを車に詰め込み
まだ開いてないのに
電気屋に行きたくてたまらない。
私は昨日テレビを止めた右肩が痛くて
右手がしびれている。
あんまり「痛い」と言うと
諭吉が又、怒らせそうなので我慢して
「気功の学校」の日の当日だし
何とかなるような気もしていた。

会場に着くと早速
「テレビが落ちてきて肩を打撲しました」
という私に
「肩の荷が降りるんちゃう?」
じゅんこさんにそう言われて
その横で天野先生は
静かだけど体を倒しながら爆笑されていた。

       ~つづく~
  






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