スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by 諭吉セブン
 
[スポンサー広告
絞り出す
なかなか10月のことが書けないまま
時間ばかりが過ぎていく。
第二回目のズーニーさんの講座「相手理解」
誰か一人だけ伝えたい人を決める。
その誰かは昨日今日会った人ではダメと言うわけで
最近気になる人や伝えたいことがある人を書き出す。
親や兄弟にでもしようかなと思ったが
夫のことが一番いろいろ考えやすいと思って
安易に夫にしてしまった。

今回ペアを組んで下さったのは
九州出身のDANさん
ラサールを出て東大、東大大学院へとすすみ
その後専門学校の経営までされていたのに
今はあちこち旅をされていて
ライフワークは「旅」だと
前回の自己紹介ではおっしゃっていたっけ。

IMGP5557_convert_20111117214632.jpg

お互いに決められた質問などを
どんどんしあうのだけれど
これがきつい、本当にきつい。
夫について他人に話すというのが
こんなにしんどいとは思っていなかった。
母親にすれば良かった
親友のMちゃんにすれば良かったと思っても
今さら後悔しても遅過ぎた。
夫の良い事を言うとノロケに聞こえる。
夫の悪い事を言うと愚痴になる。
若い初めて話す男性に
私は夫の何を話せばいいのか?
私達夫婦は再婚だし
ある意味冷めているし子供もいない。
夫のことなら何でも答えられると思っていたのに
答えることがそもそも嫌なのだからどうしようもない。
それでもDANさんは容赦がない。
真剣なのでこっちが逃げると引き戻される。
「深い所は逃げますよね」
「僕がどう思うとかでなくて
 自分がどう思うかを話して下さい」
淡々とそう言っては軌道修正してくれる。
休憩時間になると
逃れたくてしんどくて倒れそうになった。
きっと今までに死んでいたり眠っていた
脳や細胞が一斉に動き出したんだろう、頭が痛い。
嫌な仕事や苦手なことも
今までさんざんやっては追い込まれていたけど
又違うきつさがあった。
するとトイレから帰ってきたDANさんも
他の受講生の人と
「頭が痛いな」と言ってたのを聞いて“ほっ”とした。
そうか、皆さん同じなんだ。
このワークは厳しい、きついんだ。

IMGP5558_convert_20111117212714.jpg

途中でだんだん吹っ切れてきて
もうどうでも良くなってきた。
そもそも話すのが嫌な自分がおかしい。
わざわざ夜行バス勉強に来ているのに
京都から東京まで来ている意味がない。
恥しいとか話すのはイヤとか
そんな問題ではない。
多分、こういうタイプの人が
私は苦手だったんだろう。
誰が見ても頭のいい人
理路整然とクールに答えられる人が。
ところが今まで出逢った相手で
こんな感じの人は案外こちらのことを
「一緒にいると楽やわ」と言ってもらえ
仲良しになったりするからわからない。
私といえば感覚だけで
直感だけで生きている感じで
結論も急がないし理由もあまり考えない。
それで苦労もしてきたし
地べたを這いずるようにもがいて生きてきたけど
ここ数年はそれでも生かしてもらえるほど
うまく事が運んだり
周りに柔軟な人が増えただけなのかも知れない。

ようやく長ーいペアワークが終わって
DANさんと離れた時から
夫の私への気持ちがどんどんわかるようになり
涙が止まらなくなってしまった。
「私が好きなことをやっていて
 仕事で帰りも遅いし休みも合わないので
 申し訳ないなー、 いろいろ感謝しています」
ワークが始まった時はその程度の感じだったのが
DANさんに絞りだされたおかげで
今まで湧かなかった夫への気持ちが
溢れて止まらなくなってしまった。
今日はワークとはいえ
夫の事を半日も考え続けていた。

東京から戻った翌日に
友達からメールがくる。
震災が絡む悲しいメールだった。
どうしたらいいのか
今までの私ならきっと
励まそうとしてもどう書いていいかわからずに
何日か考えて当たり障りのない内容を
書いていたに違いない。
もしくは言葉が見つかるまでと
数日考えるだけでそのままかも知れない。
ところが私の中から全く違う考え方や言葉が出てきた。
それに自分自身が一番びっくりした。

失くしたものやもう会えない大切な人を思うと
言葉は無力で何の役にも立たないこともある。
同情や他人事に聞こえたら本当にごめんと
そう前置きはしたけど
私の中に湧き上がる伝えたいことが
ちゃんと言葉になって返事が返せた。
悩まなくても時間もあまりかからずに
すらすらと話すようにメールが打てた。
ズーニーさんが教えてくれたこと
DANさんが私から絞りに絞って
鍛え上げてくれた成果を
今、新鮮なうちに友達が
試してくれている気さえした。

2日後友達から又メールが届いた。
どう伝わるかとても心配したけど
私がいいたかったことは
ちゃんと伝わったようで
メールの最後には
私の顔が浮かぶと
「ありがとう」と書いてあった。

真っ先にそれをDANさんに伝えたかったけど
たまたま起こった今回の話は奇跡というか
まぐれなだけかも知れない。
クールな彼はどう反応するのかと思うと
正直ちょっと恐かった。
三回目の講座でDANさんに会う。
感謝の言葉と友達に伝わったと伝えると
表情がパッと変わり
「えー、僕も嬉しい!」と一緒に喜んで下さって
私の嬉しさは何倍にもなった。
本当にありがとうございました。

IMGP5568_convert_20111117212830.jpg

夜行バスを待つ時間に考える。
きっと神様は私に足らない所を
持っている人ばかりを選んでこのワークショップで
出逢わせてくれたり
ペアを組ませてくれているのだろう。
人見知りしない自分は
コミニュケーションは得意だと思っていたけど
それは何らかこっちに好意を持ってくれていたり
趣味や考えや何かが似ている人との間だけだったんだ。
いつでも誰にでも伝えたいことが
ちゃんと伝えられたら
誰かを本気で助けたい時に
力を貸して欲しい時に
伝えたい相手の心に伝えたいことが
ちゃんと届くのかも知れない。
そしていっぱい思いつくのにガサガサの私の頭を
もっと整理できるようになったり
上手く整理してくれる人と
一緒に考えたり新しい行動を起せば
きっと動かせるものは
小さなものからもっと大きなものへと
どんどん拡張し、変わっていくのだろう。
そう考えると身震いするほど嬉しい。

後日、嬉しかったので職場のNさん相手に
この話をして
『昼休みを短めにとってすぐ仕事に
 とりかかろうとするNさんに
 休憩時間を1時間しっかりとって欲しい』
というメッセージの分析を
本人に話しながらやってみた。
仕事をしながらの
ズーニーさんに教わった「なぜ?」の問い
DANさんが次々に絞ってくれた
質問を思い出しながら。
一つ一つ考えて掘り下げていく。
それでも手元は仕事中なので
月末の数字のチャックをしていた。
ところがこんな形で仕事の片手間に
『問い』を考えても
思いは伝わったらしくて
事務のNさんいわく「うるっ」としたらしい。
私が合間にしたむちゃくちゃな走り書きメモが
「嬉しかったのでそれ欲しいんです」とまで言ってくれた。
(照れくさいのであげません)
どうやら友達へのメールの返事は奇跡ではなくて
ちゃんと身についてきているらしい。
相手をとことん理解しようと考え考えしていくと
伝わるということをもう一度確認できた。
ズーニーさん、DANさん
皆さん本当にありがとうございました。

次回の講座の前には
青森のともこさんに教えてもらった
ワークショップへ行ってから受講する予定。
その前にちょっと休憩で
次回は久々に写真教室のことなど
書いてみようと思います。
あっ夫にはもちろん、何も伝えていません。
それはワークショップで
完全に燃焼したからなのかも?
それでも以前より
少し優しく出来るようになって
わかっているようで、全然わかっていなかった
夫のことを理解できたなと実感している。

*写真は東京駅近くで撮影したもの
 来週はもっとクリスマスっぽくなっているかな。

スポンサーサイト
Posted by 諭吉セブン
comment:0  
[diary
comment
comment posting














 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。