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Posted by 諭吉セブン
 
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かさじぞう
一年以上前に森田料理教室の久美先生に
「ご主人はきっと車が大好きで大切にしてきたから
 もしも独りぼっちになったり困った時に
 車が笠地蔵みたいに笠をさしてやってきて
 助けてくれるかも知れへんね」
そう言われた。
夫の車に対する執着や拘りはものすごいけど
これはこれで嬉しいと思い
その夜、夫に話すと
「あほか、車が笠なんかいるか。車が笠やろ。」
と言われ、すぐに話したことを後悔した。
笠地蔵はとてもいい話なのに。

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今日は大阪市内の我孫子まで
「かさじぞう」の劇を観に行った。
これはプロではなくて
和歌山のお母さん達が
去年の秋から毎週集まって練習しての
公演の場らしい。

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久美先生の親友である後藤さんという方がやっている
ちいさなおしごと日記くるくるというブログがある。
これが大好きで、ずっと愛読している。
引き込まれるような文章でもなく
とびきりきれいな写真があるわけでもないんだけど
家族や周りの人や自然を
とても大切にしていて
優しくてシンプルだけど深い。
ズーニーさんの言葉を借りると
私にとっての「与え文」なのだ。
大きな事件は起こらないけど
家族揃って過ごせたり
実りの秋に感謝したり
そんな普通の生活が
日常の一つ一つのことが
とてもキラキラしていて
何とも言えず幸せだと実感させられる。
最初に読んだ記事は確か
久美先生が後藤さん家に泊まりに行った話だった。
昔から仲のいい友達がやってきたら
きっと私は話しすぎて
相手を眠らせないかも知れないのに
ただ自分を訪ねてやってきてくれて
ぐっすり寝ている友達を見て「嬉しい」と思え
その後、やっと起きた友達と田んぼを歩いて
長閑な風景を見ながら静かに話し
友達は又、静かに帰っていく。
そんな普通の時間なのに
それが何とも豊かで幸せな時間に感じて
号泣したのを覚えている。
好きな人とはいっぱい話さなくても
ただ同じ場所にいるだけで
気持ちが休まって落ち着けるという
これまたすこぶるシンプルだけど素敵なことを
まるで詩のようにサラッと綴ってあった。
このブログを読んでいると
つい、外に行きがちな自分の意識が
内面に向かう。
どれだけ忙しくても楽しくても
自分と向き合う時間がないと
いろんなものが崩れてしまう。
それがこのくるくるを読むと
立ち止まって考えられるから不思議だ。

初めて読んだ時から更新を楽しみに
ずーっとこの後藤さんのブログを読み続けていたが
去年の春から黒猫ちゃんのギギとジジの2匹が加わり
この冬、もう1匹、ふくちゃんが増え
更にブログは楽しくなっていった。
そんな後藤さんが出るらしい
“かさじぞう”これは観に行かないと。
えーっと久美先生には何も言わずに
もし後藤さんと会えて名前を聞かれても
「生徒です、名前はちょっと」と言って帰ろう。
しかし、会場に着くと
久美先生、徹さん、難波さん、西口さんと
森田ファミリー勢ぞろいだったので
着いたらすぐにばれてしまった。
短い劇だったけど
内容は心に沁みた。

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雪の中でじっとたたずむ
6体のお地蔵様を
ただ寒そうで、かわいそうだという思いで
手に持っていた笠と自らのかぶっていた笠までかぶせ
お地蔵様についた雪をはらい、つららを折って
年の暮れに何一つ持たずに、雪まみれで家に帰るお爺さん
それを「いいことをしましたね」と言えるお婆さん
明日はお正月だというのに
お米も野菜も何もないけど
きっと温かい気持ちで
食べるものもなく
白湯だけ飲んで眠りについたそのお爺さんとお婆さんに
その夜に起きた奇跡。
何て素敵な話でしょう。

一つ一つの言葉や情景を噛み締めるように
演じ手の皆さんが大切に丁寧に演じておられ
それが伝わり素晴らしかった。
お地蔵様役の人達も本物の地蔵様の気持ちを
演じられているのがぐいぐいと伝わってきた。

子供達のお芝居
「おはなしのおはなし」も
かわいいだけではない、一生懸命だけでなくて
緊張感や臨場感が伝わってきて
子供達はイキイキとした表情で
こちらもとても良かった。

そんなに広くない和室は
やわらかいけど熱気で満ちていた。
子供の頃、特に何とも思っていなかった昔話の
深さや重さに涙が溢れて
一番後ろに座っていて良かったと思えるほど
私は感動してぐずぐずと泣いた。

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家に戻って夫に今日は我孫子まで
「かさじぞう」の劇を見に行ってたと言う。

私「ずーっと前に料理教室の先生が
  だんなさんは車が好きで大切にしていたから
  何かあった時は車が笠をさして来てくれると思うって
  言われたの覚えてる?」
夫「覚えてない」
私「あんたは車が笠やから笠なんかいらんって
  言うたのは覚えてる?」
夫「知らん」どうも全く覚えてないらしい。
それどころか
 「笠なんかどうでもええわ。
  どんだけ雨降っても長持ちする(車用の)
  高いワックス買うから金くれ!」と言われた。
やっぱりこの男に話すべきではなかった。

*写真は記事と無関係で
神社で出逢った猫と
かさじぞうっぽい写真がなかったので
ななちゃんに笠のかわりに
無理やり麦わら帽子をがぶせてみたもの。





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