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Posted by 諭吉セブン
 
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出逢った順番 前編“まいまいのこと”
人に話せるということは
もう乗り越えたと言うこと。
もう先に進んでいて
つらいことも踏み台の一部でしかない。

まいまいとはあまり話したことがなかった。
ズーニーさんの講座で出会って
残り二回となった講座で
最後にペアワークを組ませてもらった20代の男性。
その時、私は卒業課題について
ズーニーさんが皆の前で説明しているのに
何も耳に入ってこなかった。
私のボールペンがコロコロと床を転がる。
視界に入っているのに拾おうともしない。
隣の席に居合わせたまいまいは
「拾わないのかな、拾ってあげようかな」
そんな感じで私をのぞきこんだ。
私は配布された卒業課題を
先に最後まで読んでしまい
ただただ呆然としていた。
卒業課題に書こうと思っていたことは
講座に出る前から決めていた。
桃ちゃんのことを書くつもりだった。
これは何人かの友達や知人に
「いつかブログに書くね」と言っていた
長ーい長ーい話で
桃ちゃんが家出をしたり拉致されたり
そして押入れ猫になって
少しずつ外へ出てくるという話だった。
配布された資料には
ズーニーさんのお母さんとのエピソードがあった。
その短い作品の文章に感動し涙が溢れ
ズーニーさんの説明さえ頭に入らない。
私もこんな作品を最後に書こうと思った。
「よし、母のことに変更」
やっとボールペンを拾って
私はちょっと我に返って
ズーニーさんの話を聞いた。
「一番書きたくないことのそばに
 みんなが読みたいものがある」
「あなたにしか書けないことがきっとある」
そんなズーニーさんの言葉が聞こえてきた。

まいまいとのペアワーク。
これ又とても新鮮で驚きの連続だった。
彼は小学校の時に実に20回以上も入院したらしい。
そんな影はどこにもないほど
彼は固まらず柔軟に見えた。
「素直」ということは一つの武器だ。
同性の年上の人からも
彼はきっと好かれるだろう。
子供の時、きっといっぱいつらい思いをしただろうに
そんなことは大したことではないと話す。
それより中学や高校の時のほうがしんどかったとか。
子供の時の入院生活は楽しく
友達もできたし、医者のインターンと仲良くなったり
看護婦さんのお手伝いをしたりしたらしい。
でもきっと、大変だったに違いない。
本人もご両親も、きっと。
それでも飄々と話す。
彼にはきっともう乗り越えた壁なのだ。
その時の自分すら笑いに変え、支えにして
今、彼は素直にのびやかに
この春の結婚を控えていろいろ忙しいと
幸せそうな笑顔を見せてくれた。

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彼の話を聞いていて
私はテーマをあっさり変えることにした。
私にしか書けない話は
桃ちゃんの話でも母の話でもないかも知れない。
石井ゆかりさんがこの秋、
ホロスコープをみて書いてくれた
「特別な人生を歩んできた人」だと私を言うなら
ここにいる人が誰も体験していないことがあるなら
もう腹をくくるしかない。
自分がまいまいに話す順になった時
私はちょっと軽ーく話してみた。
まいまいはハトが豆鉄砲をくらったような
点になった目で
私の話を聞いてくれた。
そうか、この話びっくりするんだ。
そうかこの話、けっこうおもしろいんだ。
まいまいの反応が良かったので
私はとても嬉しく調子に乗った。
その後、皆の前で話す時は
もう少し踏み込んで思い切って話してみた。
皆がへぇーとか、笑える所もある中で
その時も一番後ろに座っているまいまいは
誰よりも、やっぱり目を点にして聞いてくれた。
反応が良かったので卒業課題は決まった。
ペンネームだし東京だしいいやん。
誰も私を止めない。

京都に戻って卒業課題を前に
どう書くかと少し悩んだ。
東京の仲間は有志で集まって
ペアワークなどやって
掘り下げていい作品を考えようとしていた。
さすがにその為に東京には行けない。
いいなー。
そういや、じゅんこさんといい久美先生といい
私の周りで
「何で?」「何でそう思うの?」と
聞いてくれる人はいる。
誰かが聞いてくれればいいけど
一人で問いを立てて答えるのはきつい。
嫌なことや苦手なことからは
簡単に逃げられる。
しかし、この11月から
救世主がいることに気付いた。

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