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Posted by 諭吉セブン
 
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ターニングポイント
パンを買って、コーヒーを飲みに行くこと
それが目的のはずだった。

6月12日は石井ゆかりさんの占いによると
乙女座のターニングポイントになる日。
(木星が双子座に入るので)
こんな日は大きく動きたいと
以前からいろいろ計画したいたわりに
数日前から動きたくなくなっていた。
大急ぎで東京も行ってきたしなぁ~。

もともと勘は悪くない。
そこに気功をやり出してから
更に感じたままに自然に行動していると
ハプニングこそあるけれど
騙されることもなければ
大きなトラブルもない。
自分にとって必要な場所と必要な人に
ベストタイミングでちゃんと会えるように
怖いくらいになっている。

今日はあまり遠出せずに
ちょっとだけ出掛けようと思った。
そして大好きな場所まで行き
勝手に座禅を組み瞑想に浸って
帰りには借りていた本を返しに行って
さっさと帰るつもりだった。

_IGP7851.jpg

そうだ、行きたいお店があったんだと
道中で急に思い出した。
その店の食パンが美味しいと聞いてから
約半年になる。
食パンを一斤買うと多いので
コーヒーも飲めるのなら
お店でトーストでも食べて帰ればいいかな。
そう思ってふらっと立ち寄る。
お店のブログの文章からはわからなかったけど
店内に置かれたコラム風のエッセイは
優しくて強い。
A4に印刷された、そのエッセイを
「どうぞご自由に」とあったので
一枚ずつ、9枚いただくことにした。
そのエッセイを
私がえらく気に入ったと話したので
店主の女性は初対面の私に
いろいろと語ってくれた。

「お母さんはわがままで
 自分の好きなことばっかりやってきて
 私はいつも犠牲になってばっかりや」
その店主さんはつい先日、
一人暮らしを始めたばかりの娘さんに
そう言われたらしい。
ブログや置かれていたエッセイを見るに
多分、ご主人はいらっしゃらなくて
母一人子一人なんだと察した。
そう言われた時に店主さんは
「私の生き方、間違っていなかった」と
そう確信したらしい。
必死で生きてきたように
いつも傍で見ていた小さな娘には思われている
そう思っていたけど
娘から見た母は
好きなことをしてわがままに見えたなら
こんなに幸せな生き方はない。
これから娘は自分の為に
自分の幸せだけを追えばいいと思うと
全部手放せたと。

お店を営業するのは
楽しいことばかりではない。
好きな時だけ開けて
しんどいから、用事があるからと
休むわけにはいかない。
定休日は仕入れと溜まった家事で終わり
どこにも行けずに又、お店を開ける。
そんな店主さんにお客さんが
「井の中の蛙やね」と言う。
そうかと思うと又別のお客さんにはこう言われる
「それには続きがあるよ。考え方一つで変わるよ。
 井の中の蛙、大海を知らず、でも空の深さを知る。」
あちこち出掛けていろんなことが出来る
そんな毎日も楽しいけど
一つのことをとことん極める人生もいい。
そう思うと仕事が
以前より楽しくなった。
ただただ美味しいコーヒーを淹れる。
ただただ美味しいパンを焼く。
それを極めたいと思う。
今日の夕飯の買物に出掛けて
車にひかれて死ぬこともあるんなら
一ヶ月先の生活の心配なんて不要だ。
今日はお客さんが来なくて
この店やっていけるかなと
そんな心配ばかりして病気になるなら
お客さんは今日来なくても明日くるから
明日来たお客さんを笑顔で迎えよう。
そう思って頑張ってこられ
小さなお店は9年目に入った。

「遠い所、ありがとう」
何度もそう言って下さったけど
私が好きで行っているわけだし
そもそも今日、
この店主さんに会えたことが
とても嬉しくて有難い。
まさにターニングポイントなのかも知れない。

_IGP7551.jpg

丁寧に淹れられた
美味しいコーヒーをいただき
パンは一斤丸ごと買った。
これを同じ乙女座の友達にあげようと
車を飛ばして持って行ったら
そこにもう1人、乙女座の人がやって来て
結局三人で食パンを分けた。
持ち帰ったエッセイは
その三人で、それぞれ無言で読んだ。

今度はいつあのお店に行けるだろう。
あの店主さんに熱く語れるほど
私はまだ何も始まっていないし
続けてもいない。
それでもきっとあの人は
黙々とコーヒーを淹れ、パンを焼いて
「遠い所、ありがとう」
そう言って笑顔で
迎えてくれるのだろう。



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