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Posted by 諭吉セブン
 
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交通安全
初詣に参拝しているし
少し前に全く予想出来なかった
とっても嬉しいこともあった。
「お礼でも言いに行こうかな」
そんな気持ちで立ち寄った、奈良の石上神宮。
祈祷してもらう人の待合所は
参拝者の休憩所みたいになっているので
ここに行くとお茶を飲みながら本を読んだり
手紙を書いたりしている。
この日もここにしばらく座っていた。
ななちゃん(柴犬)は静かに座って
私の横で水をゴクゴクと飲んでいた。
隣には70代後半と見られるご夫婦がおられて
ほどなく本殿で何かを祈ってもらっていた。
地味だけどきっちりした服装で
とても感じのいいお二人だった。
奥さんはシャキッとしていたけど
ご主人はかなり腰が曲がっている。

_IGP7960.jpg

そろそろ帰ろうかなと腰をあげて
駐車場に向かうと
どうやら先ほどのご夫婦は
軽の新車を買って
お祓いに来られていたと初めてわかった。
本殿で祈祷してもらってから
運転席、助手席、トランクと
丁寧にお祓いは続いている様子だ。
私はその少し前に
東京への車移動のせいなのか
狭い車中で寝ていたせいなのか
生理痛と腰痛が合わさって酷い上に
目イボ(目ばちこ)も連続で出来ていた。
神社の社務所の前にある
牛の像の腰や目を触りながら
(悪い所や痛い場所を触るといいと言われている)
なるべく自然な感じに見えるようにと
車のお祓いの様子を横目で見ていた。

_IGP7932.jpg

お祓いは終わって
ご夫婦は車に乗って帰られるようだ。
90度に近い腰の曲がったご主人が
運転席に乗り込む。
「えっ?おじいさんが運転すんの?」
大丈夫なのかと一歩前に出て見続ける。
社務所からは5、6人の人が出て来て
同じような気持ちなのか、
この夫婦を見守る。
狭くない敷地で
3回、4回と切り返し方向転換をしている
その車(運転)を見て
オートマでなくミッションなのかと思っていると
ななちゃんがそわそわしたので(トイレで)
ななちゃんを無理に抱いて
もう限りなく不自然に直視で
その車を見て立ち尽くしていた。
その時、神社の人がぼそっと一言聞こえた。

「大丈夫かな、ちゃんと〇○町まで帰れるかな」

○○町は奈良だけど、県境に近くて
かなり遠かったはずだ。
弱弱しく車はスタートし
神社の人や私の他にも参拝客が見守り
結局10人くらいの不自然な感じで
その車が見えなくなるまで
そこにいた人皆で見送る形になった。
神社の人も大変だな。
これでもし、帰りに事故をされたり
何かあったら
「せっかくお祓いに行ったのに」と
「あの神社はあかん」と
言われるかも知れない。
『交通安全 ○○神社 △神宮』と書かれた
ステッカーを貼った車が
事故で潰れていることも普通にある。
要はその人の運転なので
神様も仏様も関係ないのに
自分のことは置いといて
「ご利益がなかった」と言われたら
たまったものではないだろう。

_IGP7973.jpg

あのご夫婦はちゃんと帰れたかな。
ちょっと心配になるが
あれだけノロノロ走っていたら
周りの車がよけたり、先に抜かしたり
きっとしてくれるだろう。
こっちが勝手に心配しているだけで
今までもずーっと無事故で
いつもは買物に近所にしか行かないとか
私なんかより何倍も安全運転なのかも知れない。
何よりあのご夫婦の穏やかな凜とした感じは
例え何が起こっても
「あの神社が悪い」とか
人のせいにしたりしそうにない。
そんな人達はきっとこれからも
あの時、そこにいた人が皆で見送ったように
誰かがいつも気にかけて
守ってくれていると信じたい。

*写真と記事は無関係です。





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