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Posted by 諭吉セブン
 
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光をみる~ランディさんのこと~
大人になってから身についてしまったことの一つに
「取り繕う」ことや「ごまかす」ことがある。
「知らない」のに知っている振りをしたり
やっていないのにやっていたように振る舞ったり
特に仕事では、そんなことが何度もあった。

先週末の夜に奈良市内まで
田口ランディさんの講演会(お話し会)に行った。
6月末に出逢った人が
私が去年、福島の子供たちのキャンプに
ボランティアとして参加したことを知って
ぜひに、と誘って下さった。
去年から今年と
いろんなワークショップに参加している。
“安全な食とは何か”
“マクロビ”
“安全な場所とは”がテーマではないはずなのに
その先々で話される講師役の人は
悪気もないけど専門分野でもないこと
そして何の責任もないけど
はっきりといろんなことを『だめ』と断言される。
「この食品は絶対にダメ」
「東の野菜は~」
「福島には近づかないで」とか。
そして今聞いたばかりの話を
必死でメモするそこに集まった人達。
その拒否の仕方や断言っぷりは
差別や風評被害を呼ぶ言葉でもあるし
とても嫌な気持ちになる。
もちらんそこに私は自分の意志で行っていて
誰かに連れて行かれたわけでもない。
それでも言いようのない
胸が締め付けるような気持ちになる。

田口ランディさんはどんな話をするのだろう。
少なくとも福島の子供たちのキャンプを応援し
今回のテーマもそれだし
主催されている側の人だから
変な心配はしなくてもいいだろう。
そんな気持ちで会場に向かった。

_IGP8440.jpg

奈良のゲストハウスの様な
小さなホテルの一角で
その会は行われた。
ランディさんは質疑応答も含めて
パワフルに2時間半話し続けた。
いくらでも話して下さりそうな饒舌ぶりだけど
どれだけ膨らんでも広がっても
ちゃんと話は戻ってくる。
「今、闘っている場合ではなくて
 困っている人を助けよう。
 今、福島でがんばっている子供達が
 明日の日本を支えてくれる」と言うのが
根底にあるらしい。
話は福島のことから始まり、
チェルノブイリのこと
そして水俣病や原爆の話にも触れ
最近始めたばかり『野菜作り』にも及んだ。

何より素敵だな、と思ったのは
知らないことを知ったかぶりしたり
「私が正しいです」とおっしゃらないことだった。
70前後くらいの男性が来られていて
(農家さんで、福島の子供たちのキャンプに
協力して下さったこともあるらしい)
ランディさんが最近楽しんでやっている
あの有名な“奇跡のリンゴの木村さん”に教わる
農業の話に対して
「最初にやったのは木村さんではない、他の人だ」
「トマトは今聞いた話より、
 違うやり方のほうが美味しく出来る」と言われた。
ランディさんに対する挑戦でも批判でもないけど
その場は一瞬、固まる。
しかしランディさんは落ち着いて
「どこの何ていう方か教えて下さい」と
メモをしてお礼を言ったり
「トマト、そのやり方でもいいんですね、
 私はまだやり始めたばかりだけど
 とっても楽しくて人に伝えたくて仕方がない。
 いろいろ教えて下さいね」と
その答え方がとても自然だった。
作家さんで有名な人だし、プライドもあるだろうに
知ったか振りもせず
知らないことは教えてと言える。
その農業をされている男性の顔も潰れず
その場にはとてもいい空気が流れた。
ランディさんは茶目っ気たっぷりに会話されたが
そこには年上であり、農家の人を敬いながらも
気さくな人柄がはっきり見えた。

_IGP8429.jpg

福島の子供達のキャンプについても
ご自身が見てきた福島の現状や
感じていること、
チェルノブイリの話は沢山されたが
子供たちのキャンプは
全面的に応援、支援しているけれど
参加はされていないらしい。
「名前がちょっとは知れて人も呼べるし
 話をするのも得意だから、私の役割はスポークスマン」
ときっぱり言い切る。
苦手なことや無理をして出来ることでなく
得意なことや出来ることで支援を続ける。
それこそがきっと長く続けられる
本当の意味での『支援』に繋がるのだと
ランディさんから教わった気がした。

そしてもう一ついいなと思ったのは
「この人の悲しみが深くて、必死に話を聞いても
 どうがんばっても自分には理解してあげられない」
そう思ったランディさんが
面識のない本の著者に
この人ならきっと話が出来ると信じて
自ら手紙を書いた。
そして九州の水俣に住む人を
福島まで呼んで
お二人を引き合わせたという話。
誰かの気持ちに寄り添いたくて
何とか理解しようとがんばるけど
相手の心があまりに悲しみに暮れ
自分には到底無理な時はある。
そんな時は自分が信頼できる(できそうな)人に
全身全霊で頼む方法も“あり”なんだと思えた。

お話が終わってから
少しランディさんと会話が出来た。
「今日の話にとても感動しました」と伝えた後
「ランディさんの本、これから読ませていただきます」
と正直に言って
石井ゆかりさんのスケジュール帳に
サインをいただいた。
*これしかなかったとは言え、
ゆかりさん、ランディさん
双方に失礼でごめんなさい。
(ご本人は気付かれていませんが)
するとランディさんは
「私の本、何冊かとってもエッチなのがあるので
 それに当たったら外れ!!って思ってね」
そう言って
笑顔で照れ臭そうに話して下さるその姿は
とても素敵で
この人が大好きだと思えた。

_IGP8504.jpg

帰りは深夜に一人で車を飛ばしたが
気功をした後のように
体がとても軽い。
知らないことは知らないんだし
やっていないことはやっていない。
良く知らないからと
語るのもおこがましいと思っていたことも
自分の目線で自分の言葉で語って
浅いので書けないと思っていたことも
まずは書いたり、興味を持つことから始めたら
少しずつ変わっていく世界があると
そう信じられた。

この場に誘って下さった方が
「ランディさん、とても素敵な人なので
 きっと光が見えると思うよ」
そう言って下さった言葉の意味が
解った気がした。

*記事と写真は無関係です。
体が床の冷たさや扇風機で冷えすぎると
ランプで暖をとり
その後、又だらだらとしている諭吉でした。

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Posted by 諭吉セブン
comment:2  
[diary
comment
光のある所には濃い影もある。それでも私は光をみつめていたい。あゆみさんのお話をうかがってそう感じていました。素敵な出会いですね。
2012/07/27 23:55 | | edit posted by tokiko
Re:
ときこさん
コメントありがとうございます。
次の記事の空の写真を縮小している途中に
ときこさんのコメントが入ってきました。
正に光と影のバランスで
どっちにしようかなと悩んでいたので
違う意味でも??何か通じ合えた気がして驚きました♪
2012/07/28 00:04 | | edit posted by あゆみ
comment posting














 

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