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Posted by 諭吉セブン
 
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次の一冊
気の合う人や
自分の好きな人が薦めてくれる本は
多分、間違いなくおもしろい。
例えばこの本の「こういう所が良い」と聞けば
それはそれで判りやすい。
ただ「お薦め、おもしろかったよ」と言われるだけでも
どこを気に入ったのだろうと
考えながら読んでいると
途中で長くて退屈しても
他の本に浮気をしても
最後まで読めるようになっている。
そしてどこに惹かれたのかが判った時は
何だか喜びを私にまで分かち合ってくれたようで
とても嬉しい。

_IGP9257.jpg

東京に住む美穂さんが
以前、薦めてくれた本は5冊ほどあった。
彼女自身が文章を書き、勉強している人であり
相当な数の本を読んでいる。
おもしろい本しか薦めないだろうという
確信があるので
長編でも何冊でも最後まで読めた。
おかげでちょっと忘れそうになっていた
“読書”という時間が
私の生活に戻って来た気がした。
(美穂さんありがとう。
 やっと次は木内さんお薦めの本に挑戦です)

ブログで梨木香歩の“裏庭”を薦めてくれたHさんに
その本がとても良かった、とお礼を言った。
自分では気付いてないけど
こう見えて私は傷だらけで、
その場その場で
薬を塗ったり鎧をつけて
がんばってきただけだったと
この本を読んで気付いたと
そんな感想を伝えた。
するとHさんはとても喜んで下さって
「そう、この本いいでしょ。
 良かった!!わかってくれて。
 結局、私ら傷が痛いから
 痛み止めの頓服を飲んで生きてきただけやって
 この本を読んだらわかるでしょ」と言い

「次はこれがお薦め。
これを読んで私は
 これからの人生、何が起こっても
 全部、受け入れて生きていこうと
 腹をくくった、くくれた」

そう言ってお店に置いてあった
薄い単行本を一冊貸して下さった。

本の話ですっかり盛り上がってた後
この週末に私がひょんなことで
徳島に行く予定だと話をした。
Hさんから「徳島に呼ばれてるんやわ」と言われ
私もすっかり舞い上がっていた。

徳島に行く前日、
徳島南部は台風が直撃するようで
天気予報は大荒れだった。
四国と本州の間にはもちろん海があり
天候により、橋が閉鎖することもあるらしい。
夫は「徳島から呼ばれてないわ」と止めながらも
「まぁ、橋が渡れんかったとしても
 どうしてでも迎えにいったるわ」と
なかなか頼もしいなと思ったがその後、
「泳ぐの得意なんやから瀬戸内海くらい
 泳いで帰って来いや。
 俺は泳がれへんからな」と意地悪く笑っていた。
 これは事実で
 私は水泳が子供の頃から得意であり
 夫はサーフィンをしていたはずなのに
 ほとんど泳げないのだ。 

_IGP9266.jpg

徳島での時間はとても楽しく
あっと言う間に一日が過ぎた。
翌日は台風も来ていたので
早目に帰ってきたのがちょっと残念だったけど。
(この話は又、書きます)

自宅に戻って借りていた本を読んだ。
文体が読みにくく日本語の単語でも
辞書をひかないと意味が解らない所が多い。
それでもHさんが言う
「これから何が起こっても自分の人生を
 丸ごと受け入れて行こう」とまで
思えた所はどこなのか。
それが判りたくて読んでいたら
ページをめくるたびに文体にも慣れ
難しい言葉がわからなくても気にならず
最後の章まできてやっと
どこにHさんの感動かあったのかがわかった。
私もそこに感動したから。

週明けに本を返しに行く。
「これも良かった」と御礼を言いながら返すと
Hさんはとても喜んで下さった。
これからの生き方の覚悟まで出来るのなら
どれだけ怖い本なのかと思ってお借りしたけど
読後感の清々しさは何とも言えなかった。
さわやかでちょっと怪しくて
とてつもなく深い。
いい絵本のように
読む時の自分の捉え方によって
違う感じ方をしたり
感動する場面も変わってくるね、と話した。

そして、徳島に呼ばれているかと思ったけど
台風の影響で暴風雨だったことも話した。
Hさんは笑いながら
ご自分が徳島に行った時も
そういえば台風だったなと
思い出しながら話してくれた。

Hさんは瀬戸大橋がなかった昔、
仕事で徳島まで船で行った。
台風で雨風もすごいし波も大荒れで
船の揺れ方が半端ではなかったらしい。
Hさんは一緒に行った先輩に
船に酔って気分が悪くなり
「助けて」と言おうとしたら
先輩はすでに真横で青い顔をして
ビニール袋に吐いていた。
大きな布団がどんどん落ちてくると思ったら
お遍路さんの白装束を着たお婆さんが
ゴロゴロと船内を転がっていた。
若いHさん達でも酔うくらいだから
お婆さんたちはその何倍も酔っていて
体をどうすることも出来ずに
船の揺れに任せる感じで
ゴロゴロと船の中を転がるしかなかった。
周りの人も皆、酔っていたので
誰もどうすることも出来なかったらしい。

その光景を考えるだけでぞっとするけど
昔のことなので少しおかしくもある。
今はからっと本人が話せて笑えることでも
その時、その光景は悲惨で
さながら救いようのない“地獄絵図”。
それでも過ぎてしまえば
旅の思い出の一つだったりしてしまう。

_IGP9260.jpg

そう言えば旅先の苦い思い出も
仕事での失敗やいろんな問題も
その時は大変なことが起こり
惨劇のように思えても
過ぎてしまえばそれぞれが
懐かしい思い出の一つになる。
これも考えようによっては
「何が起こっても人生を受け入れている」と
いう事になるのかも知れない。

*写真と記事は全く無関係です。
ななちゃんの目線の先は
宝ヶ池の周りを走るジョギング中の人へ。
そう言えば来年の1月にマラソンに出ようと
随分前にあちこちに言ってしまったことを
最近とても後悔している私。
皆が忘れてくれますように。



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