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Posted by 諭吉セブン
 
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藍のマクロビフレンチレストラン
9月の月末に徳島に行ってきた。
QUIQUIのちかさんが
藍のマクロビフレンチレストラン”を徳島でやるので
ちょっと遊びにというかお手伝いに。
そもそもなぜそういうことになったかと言えば
友達とランチをしに行った時にちかさんが
「徳島、がんばらないと。勝負所のような気がする」
と言ってたのを聞いた。
大人というかお母さんが必死にがんばるならば
一緒に行くHちゃん(5歳、ちかさんの娘ちゃん)が
長時間、ほっとかれて可哀そうかなと思って
ふと「手伝いに行こうかな」と言ったのがきっかけ。
私の役目はHちゃんと遊ぶことと
時間があれば写真も撮ることになっていた。

_IGP9379.jpg_IGP9358.jpg
会場は天井、壁、床も杉を使った素敵なスペース

一人で高速バスで徳島に到着し会場に向かったが
場所が全くわからなかった。
お昼前の準備で大変な時に
土地勘のないちかさんに電話して聞くのもどうかと
あちこちのお店や庭の手入れをしている人に聞くが
皆声を揃えて「知らない」と言う。
それでも何とか勘なども頼って見つけて
会場になっている場所に入ると
そこにはお客さんがたくさん来ていて
別世界が広がっていた。
皆、どうやってこの場所に辿りついたのだろう。
ランチもディナーも
車を止める所を聞かれることはあっても
お客さんは迷わずに来ているみたい。
おまけにこのお客さん達は
face bookで徳島の主催者さんが呼び掛けて
集まってくれた人らしい。

徳島の野菜は生産量は日本一なのに
消費量はとても低いとか。
確かに私も高速バスで四国に到着した時から
うどんが食べたいと思ってしまったし
“徳島ラーメン”なども有名だ。

厨房に到着するとちかさんが必死で一人、食事を作り
主催者側である山本さん西本さんがサポートしている。
隣の部屋でHちゃんはトトロを見て落ち着いていた。
「配膳とか手伝ってもらわなくても大丈夫」と聞いていたが
スペースも広く、忙しそうなので
私はがっつりと配膳やらテーブルセットなどを手伝う。
いいお客さんばかりでびっくり!!
一品一品出す度に「ありがとう」と言われ
お皿をひくたびに「ありがとう」と言われ
デザートのプリン用のスプーンを
早めに置きにいっただけでも
「ありがとうございます」と言われてびっくりした。

_IGP9385.jpg
  本田麺を使った藍のジェノベーゼ

徳島ではオーガニックや食べ物に関心があっても
「食べる場所そのものがない」らしい。
配膳するたびに
「このトマトソースには何が入っているんですか」と
調味料や食材を細かく聞かれ
こんなことならちゃんと準備してくれば良かったと
バタバタと厨房に戻っては
ちかさんに聞いて
もう一度テーブル席に戻って説明する。
そんな感じだったけど
ランチもディナーも無事に終わって
お客さんは皆笑顔で帰っていった。

前日の夕方から立ちっぱなしで仕込みをし
寝ていないらしいちかさんは
それでも集中力を切らさずに
最後まで料理をし続けた。
私はこの場所にちょうど12時間いたけど
その間、ちかさんは30分だけ横になっていたけど
それ以外はずーっと立ちっぱなし。
作って置いとけばいいのにと思うくらい
お客さんごとに少量のソースを温め
お客さんごとに少量のパスタも茹でる。
そして一品一品、味見もしていた。
「もういいや」という妥協がまるでなくて
ただ集中して急いでいるけど
丁寧に手を抜かずに作っていく。
主催者の山本さんや西本さんは
そんなちかさんを徹底的にサポートしていた。
料理はパンを温めるくらいしか手伝わず
ちかさんが料理しやすいように
料理に集中できるように。

_IGP9386.jpg
  ハンバーグやソースにも藍の葉が入っている

私は配膳を手伝いながら
Hちゃんと遊んだり
写真も少し撮ったけど
こんな時になってからもっと手軽なデジカメでも
持って来れば(買ってくれば)良かったなとか
常からもっとパパッと撮る練習なども
しておけば良かったと後悔した。
いつも料理の写真を撮る時は
角度を変えたり場所を変えたり
自分が客だったり、料理教室の生徒だから、
そこはのんびり出来るけど
厨房で作られた料理を
のんびり何枚も撮リ直す時間はなく
待っているお客さんに
さっさと出さなくてはいけない。
そんな状況でロクな写真は撮れなかったけど
それでも久々のサービス業はとても楽しくて
私はずーっと笑顔でお客さんと接することが出来た。
「美味しそう」と言われ「美味しかった」と言われ
自分が作ったわけでもないのに
とても嬉しかった。

_IGP9394.jpg
藍のプリンにそば粉のガレットと柚子ゼリー

深夜12時を過ぎてようやく片付けも終わって
くたくたになったちかさんや
眠っていたHちゃんは
次の場所へと向かう。
私は二人のことが気になりつつも
翌日、帰らないといけなかったので
ビジネスホテルに向かった。
最後に見たちかさんは
やり切った充実感と共に
とても疲れた顔をしていた。
ま、あれだけがんばったんだから
あたりまえかと言い聞かせる。

数日後にちかさんのブログを見て⇒
私が帰った日に
台風の後でパッと虹が出て
虹をバックに笑う彼女の写真が出ていた。
あの日、最後まで一言の弱音も吐かずに
がんばっていたちかさんの姿を思い出して
私は写真を見て涙が溢れて止まらなかった。
「ブログを読んで感動して泣いた」と私が言うと
京都でいつもの生活に戻った彼女は
「えっ?」と不思議そうだった。
確かに仕事だと言えば仕事だけど
「だって、私がおいしいものを作らなければ
 始まらないから」と淡々と
いつものように答える。

_IGP9400_20121024210822.jpg

徳島での時間は
ただ楽しかった、行けて良かったとか
いい人ばっかりだったとか
ちかさんががんばっていたっていう
単純なものではない。
あれから一ヶ月近くたったけど
それが何なのかは未だにわからず
言葉や写真では表現出来ない。

「徳島が呼んでるんちゃう?」と
私に言ってくれた人が後日掛けてくれた言葉が
胸に沁みる。
「ずーっと働いてきて、そして又働くなら
前の仕事と次の仕事の間にある
今のこの時間の中で
どれだけのものを掴めるかやね」

その言葉の深さはまだまだ掴めない。
今の時間が本当にかけがえのないことは
私自身が一番良くわかっている気もする。
とても濃い一日だった徳島は
高速バスなら往復5000円~7000円ほどで
京都や大阪から行けるらしい。
又、今度は天気のいい日に行きたいな。

徳島で出逢った皆さんに、又会えますように。
そしてちかさん、お疲れ様でした。
私を徳島に呼んでくれたことに
心から感謝します。ありがとう!
一緒に遊んで
たくさん笑ってくれたHちゃんも
本当にありがとう。

_IGP9355.jpg



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