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Posted by 諭吉セブン
 
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三日月とお賽銭 ~前編~
札幌の気功仲間の“まさるさん”とは
ちょうど一年前に知り合った。
たまたま気功の講座で隣の席になって
私のスケジュール帳が
石井ゆかりの手帳だとわかり
まさるさんも石井ゆかりが好きだったので盛り上がった。
その後、皆で願い事を書く時間になった。

私:「この気功の学校の“新春の会”で願い事を書くと
   本当に願いが叶うよ。
   だって私、石井ゆかりさんに会えたし
   去年は佐藤初女さんにも会えたから」

まさるさん:「じゃぁ原田知世に会えましたって書こうかな」

私:「書いといたらきっと会えるよ」

それから数か月後
札幌の彼女が働くカフェたべるとくらしの研究所

何と、原田知世ご本人のライブが行われ
もちろんまさるさんの願いが叶って
会えた上に歌も聞けたらしい。

IMGP0818.jpg

去年の春、私は20年ぶりの友人との再会で
札幌に行ったけど
まさるさんには連絡しなかった。
又、いつか会えるだろうと思って。
それでもお店が気になったので
彼女がいないのを承知でお茶を飲みに行った。
その時の様子はこちら⇒☆この記事の後半に

再会したその翌々日
京都観光をする予定だったまさるさんに
今年は巳年なので絶対にここがお薦めだと
私の個人的な独断と偏見で
奈良の桜井市「大神神社」に
一緒に行くことになった。
大神神社(おおみわじんじゃ)は三輪山がご神体で
到着の寸前に気付いたのだが
彼女の名前“まさる”は呼び名で
本名は“みわこ”だから
もうこれは三輪山に呼ばれていたとしか思えないと
妙に本人よりテンションが上がったまま参拝する私。
まさるさん(本名はみわこさん)も静かに盛り上がったのか?
神社で鈴を買っていたのを見て
私もつい釣られ千円払って鈴を買ってしまった。
この鈴、結構大きいし
三つもついているから持ち歩くのもうるさいけどどうしよう?

三輪素麺など食べて
あちこち連れまわしてしまったのだけど
彼女は一日中ずっと隣で嬉しそうに笑ってくれていて
おかげで終日楽しい時間を過ごせた。
同じ日本でも北海道と関西では全然違う。
国道沿いに並ぶチェーン店も
冬の寒さも。
私が「寒い寒い」と言った所で
札幌で雪かきをしながら暮らしている彼女は
こんな寒さ屁とも思ってないように
背中を丸めたり肩をすぼめて歩く
ほとんどの参拝客とは正反対に
二月の山や新緑の空気をいっぱいに吸って
のびやかに楽しんでいるように見えた。
私立の小学校の男の子が
半ズボンで膝を出している風景も
まさるさんにはびっくりな光景らしい。
「膝が出てる!膝が出てる!膝が出てる!
何か3回も言っちゃった」と
膝を出して走っている男の子を見て
思わず声が出て
自分で言って自分で笑っていた。

IMGP0687.jpg

最後に立ち寄った“J寺”
しかし、私が5時まで拝観できると思っていたが
庭園は5時までだけど
本殿の拝観は4時までだったらしい。
到着したらすでに4時を過ぎていた。
仕方ないなとも思ったけど
なんせ北海道の人と来ているので
あつかましいのを承知でお願いしてみると
快く本殿を拝観させて下さった。
まさるさんはとても喜んで
「わー嬉しい。ついてる!!」と言いながら
ブーツを脱いでいたら突然、バーンと音がして
隣でこけてしまったのでびっくり。
「ついてる」って言いながらか言った直後にこける人なんて
面白いのか悲しいのかわからずに
私はただ笑っていた。

貸切の状態で本殿に入らせてもらう。
ここは山里で真夏や真冬は参拝客もぐっと減るので
勝手に瞑想したり座禅を組んだりも出来る。

「わー、よく来たねって言ってくれてる」
嬉しそうに一体一体の仏像を見ながら
まさるさんが言うのを聞いて
そらそうだろう、仏像も
「北海道からここまでよく来たね」と
言わんばかりに優しい目をしているように見える。
それに反して私に仏像が語っているなら
「何回も来てるんだから、もう少し時間配分を考えて
早く連れてきてあげたらもっとゆっくり出来るのに」
そんな言葉が今にも聞こえそうだった。

IMGP0682.jpg

本殿の中には小さな売店コーナーがあって
私達が参拝している間
お寺の方はそこにいらっしゃった。
「ありがとうございました」と
2人で丁寧にお礼を言って
ポストカードを買おうとした時
今度はお寺の方がこけた。
正確に言うとポストカードのことで
まさるさんが質問したので
お寺の方が教えてあげようと
売店の座卓のような低いテーブルをまたいだ時に
テーブルに足が引っ掛かったのだ。
そしてテーブルに置かれていた
木箱が引っくり返り
すごい音と共に木箱の中の御守りがばらまかれた。

その後、お寺の方と私とまさるさんの3人で
バタバタと御守りを拾い集めることとなる。
さすがにこれは笑えなかった。
「なんかお寺の人に申し訳なかったね」
といいながらJ寺を後にする。
「私がこけてそのバタバタ感が
(お寺の人に)伝わってこけたのかな」と
まさるさんが言うので
「そんなことないよ」と言いながらも
もしそうなら怖いと思った。
J寺の後、立ち寄ったお店の店主さんか
私のどちらかが今度はこけたら嫌やな。
私がこけるということは
帰りに運転できなくても困るし
車の事故に繋がるような気がして
変な緊張感が体を走った。

「わー月がきれい」と
京都に向かう助手席で
まさるさんは空を見て喜んでいる。
信号待ちでやっと私が空を見上げた時には
もう月は見えなくなっていた。

              〈後編へ続く〉

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