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Posted by 諭吉セブン
 
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三日月とお賽銭~後編~
まさるさんと過ごした一日が過ぎ
楽しかったなと思うと同時に
どうしてもモヤモヤとしたことが一つあった。
あの日、私は待ち合わせの時間に遅れた。
そして奈良に行った時
車を停める為にUターンしていると
目の前で以前ここにも書いたことのある
“幻のラムネ”が売り切れた。
おじいさんがニコニコとラムネを買い占めて
お店から出る所を見て
慌てて行くともう一つも残っていなかった。
もう少し早く到着していれば
私が待ち合わせに遅れなければ確実に買えたのに。

まさるさんは別に
ラムネを欲しがっていたわけでもないし
奈良のレインボーラムネのことも知らなかったけど
せっかくの買えるチャンスを逃したのが
私が遅れたせいだったことが悔しかった。
後日、今度こそしっかりと手に入れて
北海道まで送ることにした。
潰れたら嫌なので箱を探したが
我が家には見事にお菓子を入れるのに
適した箱がない。
そんな時にふと、目に留まったのが
“入浴剤バブの箱”
そこにラムネを二袋入れて
厳重にプチプチに包むと
ぴったりの大きさになったので
そのままバブの箱で送ることにした。
驚かせるために何も言わずに送ろうと思ったが
入浴剤と間違えてお風呂に浮かべる心配も?ある。
念のために「食べ物です」とシールを貼って
「箱がなくてごめんね」と手紙に書いておいた。
このバブの箱が意外と丈夫なので
ちょっと遠方に住む
友達にも調子に乗って送ったくらいいい感じ。

この話をレインボーラムネを教えてくれた
奈良の友人Mさんに話した。
「皆、優しいわ~
 バブの箱に入ってるのに
 疑わないで食べてくれる!!」とか何とか。
そう話す私にMさんは
少し呆れながらもゆっくりと諭す。
「せっかくあげるのに
どうせ送るんなら
バブの箱でなくて100均でも何でもいいから
違うものにいれたらいいのに」

IMGP0970.jpg

別に箱代をケチったわけでなく
丈夫な箱に入れたかったのだけど
Mさんが言うのも最もだと思い
翌日には今後の為にと
立ち寄ったお店で箱探しなどしていた。

するとその日に
「家に帰ったら入浴剤が届いていました」で始まる
まさるさんのブログが掲載された。

「ラムネだし、入浴剤の箱に
シュワシュワ共通で入れてくれたみたい」とか
「さすが」とまで書いてくれていた。

何でも私が送ったラムネは
まさるさんが数日留守だったので
お母さんが代わってバブの箱を開封し
娘に電話で言われるままに食べてくれたらしい。
お母さんは恐る恐る食べた感想を
ラムネとはわからずに
「シュワシュワする落雁??」とおっしゃったらしい。
*お母さんは手紙を読んでいないので
ラムネだとわからなかったみたい。

それを聞いてまさるさんは
先日、奈良で私が話していたラムネが
送られてきたことを知った。

あれから一ヶ月経った。
私が思い出す彼女の印象は
お寺で「ついてる」と言ってこけた姿でもなく
ラムネのエピソードでもない。
あの日、一緒に参拝した神社で
お賽銭箱にお金を入れる時の
彼女の姿だ。
あんなに丁寧にお金を入れる人を
私は見たことがなかった。

IMGP0974.jpg

長方形の賽銭箱の角の所から
すくうように置くように
お金を『そっ』と入れる。
ほとんどの人が手のひらを下にして
お金を投げたり落とすように入れると思うが
彼女は手のひらを空に向けて
何だかやりにくそうなくらい
賽銭箱の端からゆっくりと入れていた。

お賽銭の金額は人それぞれ違う。
お札を入れる人もいれば
小銭を入れる人もいる。
要は気持ちだと言うけど
お金を投げても特に怒られることはない。
初詣などは投げないと賽銭箱まで届かないし。
私が神様なら
まさるさんのお賽銭の入れ方は
かなり嬉しいと思う。
そして人と変わっているので目を引く。

手を合わせているだけで
私と同じで神社仏閣に行っても
何も願ったり祈ってないらしいけど
それでも神様や仏様からすれば
願いを叶えてあげたいとか
守ってあげようと思うに違いない。
その姿は日を追うごとに思い出されて
私も見習おうと思うほど
神様や仏様にだけでなく
賽銭箱に対しても優しかった。

そもそも神社仏閣に行くと
手を合わせたりお賽銭を投げることを
誰に教わったのかも忘れた。
わからなければ周りの人のやり方を見て
「それが普通だ、これが常識か」とやってみることもある。
でも自分の感謝の気持ちや
何かを表現する時は
周りの人を見て真似せずに
ちょっと変わっていてもおかしくても
心のままに素直にやろうと
彼女が手のひらを上向きにして
丁寧にお賽銭を入れる姿を思い出しながら思った。

あの日、まさるさんと別れた夜
深夜のななちゃん(柴犬)との散歩で初めて
空を見上げて今日が三日月だと知った。
夕方は見れなかったけど
きれいな三日月はくっきりとカーブを描き
まるでにっこり笑うように静かに
いつもの散歩道を照らしてくれた。
一日を通してまさるさんと過ごした
満ち足りた時間や気持ちを
もうひと押しししてくれるように。

夕方と夜で時間がずれて眺めた空は
どの時間でも繋がっている。
関西と北海道はちょっと遠いけど
又、きっと会えますように。

IMGP0960_20130331233249.jpg

まさるさんと過ごした日から一ヶ月経って
一緒にくぐった小さな鳥居や
大神神社の展望台から眺める大鳥居の前には
桜が舞うように咲いている。

まさるさんのラムネの話はこちらから⇒ま。さ。るのRAINBOW RANCHI






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Posted by 諭吉セブン
comment:2  
[diary
comment
ありがとうございます!
なんか、面白い人のように書いていただき
ありがとうございます!
いろんなお寺や神社に連れて行ってくださり
心地よい時間を過ごすことができました。

こけたことをすっかり忘れていました(笑)
またそれもネタとして。

私も旅のこと書きたかったけど
結局書けずに・・・と思っていたら
ばっちり書いていただいてとっても嬉しい♪

お賽銭、、、気づいたらあんな感じになっていました。
普段もお金を投げたりすることってないし
あまり音をたてずにすっと入れたいなと思って。

桜、咲いたんですね。すてきー。
こちらは、まだ、まだ、まだ、です。
登り切った時の空気感を思い出しました。

楽しくて充実した時間を過ごしたなって
改めて感じることができました。
本当にお世話になりました。

ありがとうございます!!
2013/03/31 23:44 | | edit posted by ま。さ。る
Re:
まさるさん、コメントありがとう。
こちらこそ、楽しい時間でした。
あれから時間が経つほどに
私は感動したんですよ。
あの、お賽銭の入れ方に。
でも活字にするのは難しいですね~

まだまだ北海道は寒いんでしょうね。
京都は桜が今満開。
奈良は市内は満開の所も多いですが
天川は4月の半ばが見頃
吉野方面は週末まだまだでしたが
人だけは増えてきていました。

そうですね。確かにあの空気感は
大神神社に行った人にしかわからないかも。
あのアングルはこないだ話していた
青森の二年前にお世話になった写真屋さんに
(気功仲間の隣のお家)
「私が撮ったパワースポットですよ」って言って
飾ってもらっているものと
同じ位置で撮ったものです。

こうやって文章にすることで
楽しかった時間を思い出したり
まさるさんのお母さんに申し訳ないなと
思ったりしています。
よろしくお伝え下さいね。
又、会える日を楽しみにしています♪
2013/04/01 21:32 | | edit posted by あゆみ
comment posting














 

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