スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by 諭吉セブン
 
[スポンサー広告
場を作る~西宮気功のひろば~
四年前に気功を始めてすぐに
tokikoさんとは出会った。
見るからに聡明で真っ直ぐな人。
天野先生に教わって気功を学んでいる人の中でも
ダントツにエネルギーが強そうだし
とても熱心な姿勢も
会った瞬間から感じた。
私のように何がなんだかわからないまま
感覚だけで(先生の写真を見て)
気功をやり始めた人間とは大違い。
最初の年は
彼女と挨拶程度しかしていなかったと思う。

IMGP0913_20130511082454.jpg

その年に仲良くなった人が
こんなことを言ってくれた。
「この場所で気功を学んでいる中に
エネルギーが強烈に強い人が三人いる。
その一人がtokikoさんであり
もう一人あの人と(誰だか男性だったけど忘れた)
そしてあなたかな。(私のこと)」
私はその頃、気功をやり出して数ヶ月経つのに
まだ何をやっているのかわからないままで
講座を受けにくるたびに日頃の疲れが緩むのか
恐ろしい眠気に襲われて
毎回毎回ぼーっとしていた。
その年の気功の講座には
何年も気功を学んでいる人も多かった。
日本だけでなく海外で
気功を教えることで生計を立てている人や
整体や鍼灸など東洋医学のプロだったり
見るからに霊感の強そうな人だったり。
そんな人がいる中で
なぜそのエレルギーの強い三人に
私が入ったのかが不思議。
言い出した人が仲良しだからきっと
ひいきで“その三人”に入れたのだろう。
でもエネルギーの強そうな
tokikoさんと同等に見られたことは
私にとって嬉しい要素にしかならない。
当時の私は仕事でクタクタで
何をやっているのかわからなかったが
内に秘めている力は
表には出なくてもあるのかも知れないと
考えることも出来たから。

tokikoさんと
「雰囲気が似ている」と言われたことも
この数年間に何度かあった。
最初はお互いに「えー似てるかな?」と
顔を見合わせたが
その後も忘れた頃に
「似ている」と言われたことがある。

彼女は三十代で大切なご主人を失くされて
小さな子供さんを立派に育てている人。
それでも抱えきれないほどの悲しみや孤独を
感じさせることはなかった。
華奢な体や繊細な気持ちを
かき消すくらいの真っ直ぐな気性や
どんな場所でもしっかりと通る声が
まるで彼女を武装してくれているかのように
大きく強く見せてくれているように思えた。
女性らしいというよりは
さっぱりした気性で行動力もあり
男っぽくてお酒も好きだし
豪快に笑っている姿がよく見られた。

tokikoさんがブログを始めた時期と
私がこのブログを始めた時期はほぼ同じ。
彼女はブログの開設と同時に
西宮で気功を教え出した。
その講座は毎月日曜日なのだが
あいにく前職の頃
私は日曜に休みをとるのが難しく
去年やっと一度だけ行くことが出来た。
いつもは同じ生徒側から
天野先生の気功を学んでいるが
tokikoさんは先生役になると
まるで違う人のようだった。
いつものパワフルな印象はなく
人を迎え入れる大きな温かさや
包み込むような優しさ。
そのいつもとの違いに驚いた。
私が勝手に感じていた彼女の印象なんて
ほんの一面だろうし
教えることも学ぶことも
全て自分の糧にして
毎日を歩いている気がした。

IMGP0934.jpg

その西宮での気功の講座が
四月末で最終回を迎えた。
「終わりは始まり」
「手放すことで新しいものが掴める」
そんな言葉を私は
tokikoさんから直接言ってもらったこともあるし
彼女のブログで見た気もする。
最終回のその日、どうしても行きたいと思ったが
どうも腹痛が治まらない。
おまけに今年は町内会の役員が回ってきて
この日は朝の七時過ぎに
近所の小学校に集合で
「ハンドボール大会」の準備の役に
当たってしまっていた。
ハンドボール大会の準備は
私の住むマンションの住人が参加していなかったので
準備だけで早々に終わった。
「これなら西宮に行けるかも」
そう思っても朝からかなり無理をして
校庭で立っていたせいで
どうやら痛みは酷くなっていった。

自宅に戻り横になって
「あぁ、西宮に行きたいな」と呟く。
すると夫が突然
「助手席で寝てたら西宮まで
勝手に着くんやから行ったらええやん」と言いだした。
もちろん夫が運転してくれる
という意味なのだが
この人が何を大切にしたいのか
よく分からない。
大切に続けてきた“最後の自分の講座”に
調子の悪い人がわざわざやってくるなんて
tokikoさんだけでなく周りの人にも
迷惑を掛けるかも知れないし
そもそも夫として妻の体が心配ではないのか。

しかし、助手席で寝ている間に
(結局、行ったので)
腹痛はほぼ治まって西宮に到着した。
会場の和室から見える新緑も眩しい。
この場で三年間、
tokikoさんは毎月がんばってきた。
何もないところから始めて
場を作ってきた。
去年、参加した時に
tokikoさんは先生役でなく
初の試みで他の生徒さんが先生役になり
リードを任せていた。
そして講座の後に
「今日は私がやってないから」と
皆さんから集まった受講料を
その日、リードを任された人に
渡そうとされていたことを
はっきりと覚えている。
そのお金でランチを食べに行っても
誰も怒らないだろうし
次回の会場費に使うとか
何かの時に残しておくとか
いくらでも使い道はあるのに。
でもそれこそが彼女そのもので
「教えたい」
「人の前に立ちたい」
そんな気持ちはどこにも持たずに
自分の住んでいる西宮という町で
“場を作る”ということに
徹しているんだなと思って
その光景を見ていた。

IMGP1094_20130511082453.jpg

“場”は講師だけでなく
集まる人達全員でで作られる。
それでも講師役が
安心して過ごせるように
皆が力を抜いて過ごせるように
最初に流れを作らないと
どれだけ素敵な人がたくさん集まっても
いい雰囲気になるとは限らない。
“西宮気功のひろば”は
とてもいい“場”だった。
ちょうどいい広さの和室には
緑が見えて風通しがよく
吹奏楽のBGMが聞こえる環境もいい。

あっと言う間に時間が来て
tokikoさんの講座は終わった。
「三年間お疲れ様でした~」と
私が勝手に言ってから
突然tokikoさんへの労いの拍手を周りの方に促すと
皆さん、一緒に拍手をして下さった。

この日は思いがけない
サプライズもあった。
tokikoさんに新しいパートナーが出来たらしく
その人も講座に参加していたので
最後に紹介していただいた。
嘘をつくのが苦手そうな
無骨そうな男性。

「一匹オオカミみたいで。
たった一人で戦っていて孤独な気がした」
その彼の口から出る
tokikoさんを語る言葉は
しっかり本質を見抜いていた。

籍を入れるとかでなくても
別に男性と女性でなくてもいい。
身を切るような悲しい別れを経験した人が
もう一度、一緒に生きていきたいと思える人と
又、めぐり逢えたことが
私はとても嬉しくて
ちょっとその場で泣いた。

IMGP1116_20130511082453.jpg

腹痛がおさまったので
帰りは走るように会場を後にした。
「お腹が痛かったけど、今日はいいことあったわ~
 来て良かった」」
目が潤んだまま車に乗り込み
はしゃぐ私に夫は言う。
「俺は今日、何一ついいことはない」
(↑こういう事を言わなければいい人なんだが)

穏やかで優しいあの場の空気感を
私はきっとこれからも
忘れないと思う。
波がおさまるように穏やかに最後を迎えた
“西宮気功のひろば”
たった2回参加しただけでも
そう思うくらいだから
今まで何度も足を運んだ人はそれぞれに
もっともっといろんなことを
心の中に感じておられるだろう。
又、大きな波やうねりはやってくる。
そんな未来を期待して
そしてもっともっと
tokikoさんが幸せになれますように。

お疲れ様でした。
そして心からの感謝を込めて
ありがとうございました。

*写真は4月の近所の花と植物園のチューリップ。
スポンサーサイト
Posted by 諭吉セブン
comment:2  
[気功
comment
ありがとう!
あゆみさん

ひさしぶりにブログ拝見しました。
読んでて泣きました。
本当にありがとう。

またお会いしましょう。
そしてゆっくりお話したいですね。
2013/05/25 17:13 | | edit posted by tokiko
Re:
こちらこそありがとうございました。
こっそり??書いておいたのですが
あくまでも私の主観です。
日々の中でいろんなことがありますが
最終的に幸せな人生だったと
思えればいいですね。
又、ゆっくりお話しできることを
楽しみにしています。

PS:Iさんは私に山田ズーニーさんやら
いろんな本を薦めてくれた
森田料理教室で出会った人で
かなりの読書家です。
きっと近いうちに
一緒に学べる日が来ますね。
こちらも楽しみです。
2013/05/25 22:52 | | edit posted by あゆみ
comment posting














 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。