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Posted by 諭吉セブン
 
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雨の正伝寺
昨日は日付が変わってからやっと帰ってこれた
会議があってその後、仕事をまとめて
だから疲れているのではなくて
ちょっとした「もやもや」があった。
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         いつでも散歩に行ってくれるななちゃん

深夜1時にななちゃんと散歩をする。
誰にも会わない散歩。
車も通らない世界は音もクーラーの室外機と蛙の声くらいで
真っ暗な道は
宇宙の中の別世界を歩いているような気がする。
ただただ歩いているだけなのに
気持ちがすーっとする。

朝起きて千絵さんのクリパルヨガに行く。
千絵さんはとても素直できれいな言葉で
私の為にあるかのような言葉をくれる。

心が揺れたら呼吸に心を戻して
昨日じゃなくて
明日じゃなくて
今呼吸している自分を見つめて

私の大好きな言葉がいっぱい聴けて
とても嬉しかった。ありがとう。

ヨガが終わった頃には
いつも通り心地よさもきちんと感じられた。

ついでにもう少し元気になろうと
西賀茂の正伝寺へ。

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小さなお寺だけどとても落ち着けて
自分を見つめられる正伝寺。
こじんまりしていて
飾らないのにとてもかわいい庭園。
大好きなお寺の一つだ。

境内は雨の後で
山間にあるので紫陽花がまだきれいに残っていた。
ぼーっと写真をとっていると茶色い大きな塊が
木の間からものすごい勢いで出てきた。
猪が参道を横切った。
私との距離は1メートルもなかった。
あの勢いで突進されたら
カメラが潰れたはず。
いやいや、突き飛ばされて
どこか骨折かも。

数秒の事でぶつからなかったくらい
真ん前を横切った。
びっくりし過ぎて声も出なかった。

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先客は1人、ゆったりと庭を見て楽しまれていた。
私も猪のことを忘れ
庭を見たり、遠くの比叡山をのぞむ。

JR東海のキャンペーンかなにかで
「そうだ、京都へ行こう」で
有名になったこのお寺。

色んな人が遠方からも訪れていて
それぞれが感じた事を参拝ノートに書き綴ってあった。

ここは京都に住んでいても知らない人が多い。
私も数年前までそうだった。

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ゆったり 落ち着く 癒される
色んな言葉があったがその3つが良く出てきていた。

大雨のおかげで
すぐ帰るわけにも行かず
結局とてもゆっくり過ごすことができた。
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             大雨になり泡だっていました

季節によって変わる緑
血天井の下でみる枯山水の落ち着いた静けさ

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彼方に見える比叡山は
雨で曇って隠れたり
雨が上がってまた見えたり
静と動そして生と死。
この小さな空間は一箇所から
色んなものを私だけでなく
参拝者それぞれに感じさせてくれることだろう。

去年職場のスタッフさん3名を連れて
何軒かお寺巡りをした事があった。
その時の事を思い出して
本殿の襖絵を見た。

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いつも陽気なYさんは
お寺の話好きの男性に(おじいさんで僧侶、住職ではなく管理人風?)
本殿の中の襖絵の事や置いてあるものを
次々と質問をしていく。

「これは何ですか?」
「ここを開けていいですか?」と。

お寺の方はとてもよくお話して下さり
他にも参拝者がいるのに
私達について回ってくれた。

しかし
開けていいと言われた襖を開けると
座卓がいっぱい積んであったり
物置として使われている所まで
「どうぞ」とおっしゃるので
Yさんはどんどん開けてしまう。
そして無言で閉めていく。
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何で開けていいのか、
何で襖を開けたいのか。
さっぱりわからない。
この2人のやりとりは何だろう?
私達は終始笑いを堪えていた。

そして今度は襖絵を見て
[あっ、高橋さん(私の苗字)がいる!!」ととっても楽しそう。

良く見ると
雪の中で飛び跳ねている犬とおじいさんだった。
我慢していた分、皆爆笑である。
「もう、共通している所は犬と一緒にいるとこだけやん」と
いいながらもげらげら笑う私と皆。

その事を思い出して
犬とおじいさんの絵を探す。

「あった!」と見つけた時
記憶はこんなにもあいまいなのかと思った。

お年寄りと思っていたがおじさんであった。
くたびれた感じと思っていたが一応貴族っぽい着物だった。
痩せていると思っていたが結構太っていた。

しかしこの静寂が似合う空間で
げらげら笑っている女性同士のグループは
何回来てもあの時の私達だけだった。

静かな参拝もいいが
静寂を破るほど笑える参拝も
きっと幸せでお寺も仏様達も喜んでくれていたらいいなーと思った。

しかし、前述の参拝ノートに
中学生の修学旅行生が
「血天井のミステリアスさにワクワクして来たけど
実際に見て、亡くなった方に悪いなと思った。
皆さんが安らかに成仏できますように」とあった。
真面目で気が引きしまる。

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このお寺は
色んな感情が混在し
そして何度でも訪れたくなるような
そんな場所なんだろうとそう思い直した。
でも京都や奈良には知らないだけで
観光名所だけでなくてもきっと
素敵な所がいっぱい存在する。

ふと大好きな「百万回生きた猫」という絵本を思い出す。
読む時のこっちの気持ちによって
同じ絵本なのにまるで違って解釈できる。
ここもきっとそんな感じなのかも知れない。

変わらないようでいて季節は変わる。
風も緑も庭園も遥かに見える山並みも。
来た時の心の持ちようでも合わさって
どんな風にも見える気がする。

しかし、やっぱりあの襖絵と私の共通点は
いつ見てもどんな気持ちで見ても
「犬と一緒のとこだけ」 である。

次に来るときは何を感じるのかなと
楽しみながらも猪を警戒しつつ
参道をゆっくりと歩いた。




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